電動夏子安置システム「ブレッチリーの啼かない鵞鳥たち」
○2016年4月24日(日)
電動夏子安置システム 「ブレッチリーの啼かない鵞鳥たち」@駅前
【脚本・演出】竹田哲士
【出演】
小原雄平
道井良樹
岩田裕耳
新野アコヤ
片桐俊次
武川優子
渡辺美弥子
犬井のぞみ
小笠原佳秀(殿様ランチ)
小舘絵梨
下平久美子(類プロダクション)
瀬崎良太
谷仲恵輔(JACROW)
通信傍受と暗号解読の秘密機関が舞台で、そこで繰り広げられる喜劇。
単純な喜劇じゃなく社会性、政治性もあり面白かった。
ただちょっと詰め込み過ぎ感もあり、1回では全部を理解しきれないのが残念ではあった。
あとこれは個人的な件なのだが、カタカナ人名の物語は人物相関が把握するのが苦手で
苦労する。(特に今回の様な人物が多いのと階級や色々な機関があると猶更)
じゃあ当日パンフレットとか見れば良いじゃんと思うかもしれないが、こちらも個人的な問題だが
基本まったく情報が無い状態で観たい派なのです。。
(読むの面倒くさいというのもあるけど笑)
関係ないけどアガリスクみたいに分かりやすい関係性や名前を連呼してもらえるやつは
理解しやすいから有難い(笑)
前述の様に情報量が多かったので、多分全部は理解出来てないのだろうけど、楽しめた舞台だった。
それは多分、劇が始まる前の前説段階から、楽しい雰囲気を作ってもらえたからだと思う。
恒例の前説で行う後説の下りなど、客席を温めてくれた効果なんじゃないかなと思う。
(開演が結構遅れても何も言わない所とかあるけど、こういう所は他の劇団さんも参考にしても良いのかなと思う。)
特に気になったのは、道井さん、武川さん、渡辺さん。
道井さんは、前述した前説も担当していて始めから好印象だったというのもあるけど
雰囲気があってとても良かった。
武川さんは、外部の劇団で良く拝見する役者さんなのだけど、
結構異質な役で難しかったのではとも思ったのだけど、今回も良かったな。
安定の顔芸というか、表情がコロコロ変わるから見てて面白かった。
あと冒頭の黒板に文字を書く際の「E」の書き方が独特で一人で笑ってしまった。
(あれは武川さんの素の書き方なのか?演出なのかな??)
*後で気になって調べてみたら、この書き順が正しいと分かった。
武川さん笑ってしまいスミマセン(笑)
皆、笑ってなかったということは自分がおかしかったんだな。
そういう意味では勉強にもなった芝居だったな(笑)
渡辺さんは、清掃員の役でやりたい放題でとても面白かった。
面白い役だなとばっかり思っていたが、あの役って実は。。。。だったということなのだろうか?
全部は無理だったけど色々と理解、推理するのが楽しい舞台だった。