feblaboプロデュース 「ナイゲン(2016年版)
〇2016年8月13日(土)
feblaboプロデュース「ナイゲン(2016年版) @シアターミラクル
〇出演
石井智子、伊藤圭太、大野ユウジ(青春事情)、加藤海帆、河村慎也、セキサヤハ、袖山駿、田邉美保、土橋美月、富田庸平(キリンバズウカ)、二宮咲、藤哲平、山田健人
〇脚本
冨坂友(アガリスクエンターテイメント)
〇演出
池田智哉(feblabo)
■あらすじ■
“自主自律”を旨とし、かつては生徒による自治を誇っていたが、今やそんな伝統も失われつつある普通の県立高校、国府台高校。
ある夏の日、唯一残った伝統にして、やたら長いだけの文化祭の為の会議“ナイゲン”は、惰性のままにその日程を終わろうとしていた。
しかし、終了間際に一つの報せが飛び込む。
「今年は、1クラスだけ、文化祭での発表が出来なくなります」
それを機に会議は性格を変え始める。
――どこのクラスを落とすのか。
かくして、会議に不慣れな高校生達の泥仕合がはじまった…!
アガリスクエンターテイメントの傑作会話劇である「ナイゲン」
今回はプロデュース公演とのことで、劇団以外での上演。(以上HPより)
アガリスクのナイゲンは何度も観ていて大好きだったが、正直あれはアガリスクがやるから面白いんであって、他の人がやるのはどうなんだろうとちょっと心配していたが、まったく関係なく面白いもんは面白いんだな!と改めて脚本が大事なんだなと思わされた。
もちろん脚本だけの力でなく、演出、演者も良かったから面白かったんだけど。
会話劇ってことで膨大な台詞量があるし、台詞の間とかが難しい脚本なんだというのが改めて思ったな。
アガリスク版のは、積み重ねた公演数がある分やっぱりスムーズだし、会話の間が上手く笑いを取る所、ちゃんとする所、勢いつける所とかが分かってる感じでとても観やすかった。
それに比べると、今回のはやっぱり台詞がおぼつかない所や間がなく急ぎ過ぎかなと思う所は素人ながら感じた。
おばか屋敷やハワイ庵の「とんち?」ってやつ位までは、ちょっと重い感じで、ちょっと苦労するかな?と心配してしまった。
ただ違った演出もあったし、演者も違う魅力があってアガリスク版とは違った色がある面白い公演だった。
また違った劇団のナイゲンも観たくなったな。
役者さんで特に印象に残ったのは、花鳥風月の伊藤さんが説得力があり、凄く上手かったな。
書記の加藤さんも凄く印象的。
海のYeah!を追い詰める時の迫力が凄く、綺麗な見た目から想像もつかない程でビックリした(笑)
台詞も説得力があったな。
ただ自分が観たのは、板書を結構ミスってた回で、同じチームが2つあったりして、委員長が読み上げ結構戸惑ってたイメージ(笑)
あとはハワイ庵の土橋さんのホンワカした雰囲気で可愛らしく和んだ。
あの「とんち?」は鉄板。
皆さんオリジナルとは違う魅力があり、とても面白かった!