観劇日記(AH!999project)
○2015年6月28日(日)
AH!999project「ラジオスターの掟」@スタジオ空洞
初見(というか立上げ公演?)だが、何となく面白そうな感じだったので観劇。
あるラジオ番組でゲストが突然来れなくなってどうしよう??っていうシチュエーションコメディ。
感想としては、なんか残念って感じ(決して面白くなかったわけではない)
ラジオ聞かない人に向けてラジオ用語やラジオの環境(SPウィーク)とかの説明もちゃんとされてたし、
しっかり丁寧な作りで好感持てる。
ただいかにもセオリー通りって感じを受けたなぁ。
最初の電話で伏線張っておいて、最後にプレゼントだったという回収とか
ゲストの代わりが問題起して、結局黒幕がマネージャーだったり、最後説得して解決みたいな
展開が読みやすかったなぁ。
なんというか想定内でなんか突き抜けて欲しかったという印象。
(小さく纏まってしまった感じ)
ラストも個人的には納得いかなかったなぁ。
すべて台本ありきの番組だったというは、チーフとパーソナリティとの友情というか思いやりだった
ゴタゴタはチーフの誕生日ってことで上手く収めた感じを出してうやむやにしてしまった結論は残念。
すべて台本ありきのラジオだったというのは、アドリブが聞かないパーソナリティに対する思いやり
だったというのは、別に変じゃないし、悪いとは思わない。
(そもそも台本ありきってのも別にそんなに悪いとは思わないし。)
ただゲストが来れなくなって影武者を頼んでいたことに対するリスナーへの裏切りに対しては
それで良いの??結局最後まで騙したままじゃないの???
これは台本ありきってのとは別の次元の問題だと思うんだけどな。
チーフの誕生日だったてまとめも弱すぎると思うし。
説得シーン後のマネジャーの気持ちやその後が行動もあいまいに感じたし。
なんか、もう一オチ欲しかったかなぁ。
例えば、あの後ケーキが届いて、じゃあここにあるケーキは何?って展開があって
マネージャーが用意した爆弾だったとか、実際はマネージャーはそんなに悪いやつじゃなくて、
台本ありきのラジオを考え直して欲しい演出だったとか、脚本家じゃないから上手く繋げられないけど、もう少し展開欲しかったな。
何というか平均点って感じかな。
立上げ公演だったみたいなので、次がどんな感じのか予定が合えば、また観てみたいなぁ。
あくまで個人的な感想なのであしからず