観劇日記(甘もの会)
○2015年6月13日
甘もの会「わたし今めまいしたわ」@新宿画廊
こちらも初見の劇団で、何となく予約して正直あまり期待してなかったが、かなり面白かった。
(贅沢貧乏で拝見した星野かよさんが出演されるってことで何となく予約したが大正解)
内容としては、現在、過去、未来を行ったり来たりする人の思い出(記憶)と想像の話しと思った。
冒頭のファミコンのくだりも世代的にバッチリだったので、懐かしかったな。
(話しが進んでいくなかで、マ○オの役をやられていた方の動きも細かくて面白かった)
話しがいきなり飛んで、未来に行ったり、過去に行ったりする等、次に何が出るのかニヤニヤしながら
観てしまった感じとか、会話のテンションとかワワフラミンゴと似てるなと感じた。
(ワワフラミンゴとは違い、伏線の回収や全体的にはちゃんとストーリーが存在している点は違うが)
出てきた役者さん皆さん良かったが、個人的にはお母さん役をやられていた野津あおいさんという女優さん
が素晴らしかった。
雰囲気というか何と言えば良いのか分からないが、確かにそこに存在していて落ち着くというか安心するというか
何となくやわらかい演技をされるという感じ?言葉では言えないが良かったんです(笑)
全体的に特に大きな展開やも余り無いし、テンションも高くないし、叫んだり大声のシーンも無いので
どちらかと言えば静かな演劇だったと思うが、そこが心地良い。
お母さんに夢を語るシーンや、ファストフードでの会話、何気無い会話も面白かったな。(刑事も好き)
基本コメディが好きなので、コメディと銘打ってる演劇を観に行くとハイテンションとか大声で突っ込むとか
コテコテのコメディを観る機会が多く、それももちろん面白い(合わないのはホントに面白くないが)んだけど、
こういう静かな展開で、会話や予想外の展開で笑わされた方が、個人的には好きだし、ずっと印象に残る気がする。
アフタートークで、何年かに1回のペースで公演している様である。
せっかく好きな劇団を発見出来たのに残念だ。
せめて1年に1回のペースで公演してもらえると嬉しいな。
(脚本や演出の方が別の仕事をされているとのことで、大変なのでしょうがないけど)
個人的にはワワフラミンゴと同様に中毒性のある笑いを提供してくれる劇団のカテゴリーになった。
(1回しか観てないので、今回が特殊だった可能性はあるが)
本当に次回作も観たい!(なるべく早く)