怪奇月蝕キヲテラエ NO.1『魔女見習いは25歳を前に、 美魔女になることを選んだ』
〇2016年8月21日
怪奇月蝕キヲテラエ NO.1『魔女見習いは25歳を前に、
美魔女になることを選んだ』@早稲田小劇場どらま館
〇出演
木山りお、藤真廉(以上、怪奇月蝕キヲテラエ)、荒井ミサ、一ノ宮まお(ねこのした)、いつしま雅、釜本未来(劇団くるめるシアター)、こばやしあゆみ、鈴木七絵、野崎涼子(劇団ムガル)、畠山さやか、平野麻希子、吉野麻里絵
〇STORY
「ねぇ、アンタもう25でしょ。いい加減就職したら?」
ふざけんな、まだ24だって。私が一番わかってるんだから焦らせないでよ
「マトモに働かないで、好きなことばっかりやって。いつまでそうしている気?」
私だって好きでニートやってるんじゃない、やりたいことやって、何が悪いのさ
「時間は待ってくれないんだからね。あっという間に30になって、中身のないペラッペラな大人になっても知らないから」
だから、わかってるんだって。いつまでも魔女見習いのままでいるわけにはいかない。そんなこと、頭ではとっくにわかってるんだって。
「で、どうするの。来年もブラブラと魔女見習いやるの、どうするの」
わかんないよ。そんなの、どうにでもなるんじゃない。若さも失って、何にも残せなくて、そしたら、エステに死ぬほどお金使って、美魔女でも目指せばいいじゃん。つらくなったら、呪文を叫べばいいよ。ぴりか、ぴりらら!(以上HPより)
旗揚げ公演の様でラノベみたいなタイトルだなぁ~とタイトルに興味を持ったので観劇。
アニメやコスプレといった所謂オタク達が繰り広げる悲喜こもごも入り混じった内容で、アニメやコスプレのことは余り分からないので、たまに用語とか分からない箇所はあったが面白かった!
アニメパートと現実?が分かれているのは面白かったし、舞台の使い方とか面白かった。
あと現実のパートで意外にもシリアスな方向になっていくのが良かったな。
ざっくり言えば設定がアニメ、コスプレオタクで25歳を前に趣味を辞めるのかどうか葛藤の末に選択を行うって内容だったが、設定や年齢を変えれば誰にでもあてはまることがある内容で、自分に置き換えて考えて最後の主人公の葛藤とかは結構苦しくなった。
あとは劇中に流れる曲が懐かしい曲ばかりで良かったし、何と言っても衣装が素敵でとても良かったなぁ~
役者の方、皆さん良かったが特に印象に残ったのは
藤真廉さん→男装めっちゃ似合っててカッコいいし、雰囲気ある芝居が良かった。
一ノ宮まおさん→可愛らしい(笑)、撮影の時の中学生な感じが良かった。
木山りおさん、釜本未来さん→現実パートの特に後半の掛け合いが印象的。
野崎涼子さん→中盤の疲れ果てた所や終盤の葛藤とか全体的に印象に残る。
他の方もそれぞれ本当に良かったが、長くなるので割愛で簡単にこんな感じの印象。
何か変わった感じの劇団さんという印象で次回作もどんな感じの公演になるのか興味が沸いたので、拝見してみたい!
あとラノベっぽいタイトルだなぁ~と思ってたら、本当にラノベがあったので、ラノベは余り読まないのだが思わず購入(笑)