くちびるの会 第4弾公演 『ケムリ少年、挿し絵の怪人』
〇2016年6月4日(土)
くちびるの会 第4弾公演『ケムリ少年、挿し絵の怪人』@吉祥寺シアター
■キャスト
コロ、小沢道成、橘 花梨、佐藤修作
浅場万矢、野口オリジナル、宍泥美、太田旭紀
傳川光留/丸山厚人
〇あらすじ
—昭和の名残も甚だしい商店街に、ある日噂の風が吹いた。
「あの怪人二十面相が帰ってくる!」
突如吹き荒れた暴君に、たちまちシャッターを下ろす住人たち。
少年コバヤシは、風の目に立っていた。
「こんな忘れ去られた横丁、一体盗られて困る何があるのか。」
予告の日が迫るなか、待たれるのは名探偵・明智小五郎の帰還である。
しかし、旅の便りもナシのつぶて。ついに少年探偵団は再結成を決意する!
商店街の闇へと探りを入れる子供達。それに、何故か牙を剥く大人!
住人の秘めたる生活が、次々と暴かれる!
仕立屋は両手がシザーハンズで、豆腐屋は胃酸を操るラッパを奏で、氷屋は冷蔵庫で巨大マンモスを飼っていた!?
闇の商店、二階から二階へ飛び回り、少年コバヤシが最後に見たものとは一体!?
孤高の天才ついに対決!
それに巻き込まれない凡人達は、人生哀歌を口ずさむ!
江戸川乱歩「少年探偵団」シリーズの登場人物名を冠した奴らが巻き起す、最至近距離ロードムービー!(以上HPより)
仕事の現場に入ってしまい間が空いてしまったので、うすら覚えだが感想を。
初見の劇団さんだったが、役者さんとあらすじが面白そうだったので観劇。
なんつうか不思議な話しであったな。
江戸川乱歩の「少年探偵団」をモチーフにしていたとのことだったが
物語に入れず何となく終わってしまったというのが正直な印象。
役者の方も悪くなかったし、むしろ良かったと思うし、雰囲気もあって
全体的には良さそうなはずなのに、まったく話しに入れなかったのは初めてかも。
ケムリ少年ということで、まさに煙につつまれた感がある。
不思議な話しでよく分からない箇所もあったんだけど、不思議な話しだからっていうのが
入り込めなかった原因では無い気はする。
何か舞台と客席に壁というか境界線があるっていう感じがした。(何となくだけど)
役者の方では、特に傳川光留の動きの滑らかさが物凄く存在感が凄かった!
現実感が無く舞台を観てるんだなぁと感じてしまい舞台に入り込めなかったので個人的には残念であった。