贅沢貧乏『みやけのFUSUMA』
〇2016年7月4日(日)
贅沢貧乏『みやけのFUSUMA』@西大島のアパート
〇脚本・演出
〇出演
影山徹(劇団子供鉅人)
西山真来
大竹このみ
個人的に大好きな劇団さん。
昨年までは、西大島の一軒家を借りてその家を舞台に観客が、自由に歩き回って観れるスタイルで公演を行っていたが、今年は同じ西大島のアパートを借りて公演を行っている。
流れとしては西大島の駅に集合してそこから皆でアパートへ歩いて行って帰りは各自バラバラで帰るって形。
アパートでは部屋が狭い為、今作は自由に歩き回れるスタイルでは無くなり、座布団に座っての観劇。
今までの家プロジェクトとかの情報は劇団さんのHPに詳しく載ってます。
アパート編第2弾となる今回は、第1弾で繰り広げられた女性2人の会話劇の舞台101号室のお隣の202号室で繰り広げられる姉弟の設定はシュールだが、何気ない2人の会話劇になっていた。
笑える面白さで言えば、今回のが一番だったかも。
西山さん(姉)、影山さん(弟)の会話のテンポや雰囲気がとても良かった!
影山さんの独特なキャラや言い回しが面白かったし、ボソッとつぶやく台詞もとても面白かった。
西山さんの喋り出したら止まらないのめり込んだ感じも面白かったし、長身のネタにも笑った。
あと今回は見えない箇所での会話が凄く印象的。
前作観た人は見えない箇所での会話なんだけど、凄く想像出来てより楽しめるはず。
あとタイトルにもある襖の使い方も面白かったな~
次観る時は、あの位置で襖の洗礼を受けて観てみたい(笑)
毎回書いてるけど、実際の部屋での公演ってことで、臨場感あるし、生活感をやっぱり半端なく感じるから、よりリアルに感じて、友達の家に来て会話を聞いてる感じがしてもの凄く落ち着く。
気を抜くとたまに思わず俳優さんに話しかけちゃいそうになる(笑)
そこそこの数を観劇している方になると思うけど個人的には、ここに関しては演劇を観に行っている感覚があまり無く、西大島の町とか友達の家に遊びに行く感覚で観に行ける希少な存在である。
アパートまでの行く時も西大島の町、景色、町の人々等日常を感じながら行けるから、劇にもすんなり入れるし、帰り道もその世界観のままブラブラと日常を感じならが帰れるから、何というか終わりがなくずっと物語が続いていく感じが本当にとても心地よい。
主宰の山田さんを初め、皆さん親しみやすい良い方達ばかりというのも落ち着く要因だろう。
次回は劇場での公演みたいで、それも楽しみだが、出来ればこういう実際の家とかを使った公演も定期的にやってもらえると本当に嬉しい!!
相変わらず纏まらない内容だったが、本当に好きな劇団さんなので、勝手に微力ながら応援していきたい!