笑演劇好きの主に観劇感想日記(たまにレイソル、ニューカッスル等)

備忘録をかねた笑演劇好きの主に個人的な趣味の演劇観劇日記 あとたまにサッカー等(レイソル、ニューカッスル) *誹謗中傷は無い様に気をつけますが、学が無い為、不適切な内容やマズイ内容ありましたらご指摘下さい。 *ネタバレあります。

劇団outward第16回公演 「マダオワラナイカ。」

2015年9月13日(日)

劇団outward第16回公演 「マダオワラナイカ。」

【出演】

秋水優奈(NOT INCLUDE) 有村佳埜 久留米勉太郎
成瀬真人 不二遊吾 瑞樹弥生 蘭丸

【あらすじ】
気づいていますか?それ、ムダな会議のサインかも。
□開始の時間に全員揃わない
□参加者がだれだかわからない
□何の話をしているのかわからない
一人で悩まないで。出口が見えないのはみんな同じです。

サラリーマン生活も早10年の社会人劇団が、ストレスと有休を精錬して作り上げる!
奇跡的に何かを産み出すかもしれない不毛会議コメディー!(HPより)


まったくの初見の劇団。
マチネが王子小劇場だったので、ソワレを探していた所、同じ王子でやっていることが分かったのと
この劇団が社会人劇団で、柏発(県柏の演劇部のOBらしい。)とのことで、地元ということもあり
興味があり観劇。(柏にも劇団あったんだ!今は東京に拠点を移したらしいが)

設定自体は、よくあるワンシチュエーション物で、会議ネタの話し。

HPのあらすじには書いてなかったが、2016年の設定で、地球外生命体?のイカ?が大量発生してる
時代で、イカの対策会社?役所??の支社??に勤めている人達が本部に言われて経費節減や
社内の問題に対する会議を行う話し。
(イマイチ設定がはっきり分からなかった。)

会議自体は面白かった。

ダラダラした感じや、話しがだんだんズレていく感じ等は面白かった。

マナベ役の蘭丸さんは、ウザいインテリな感じで、やたらと横文字を使ってさも良いこと言ってる
雰囲気は出すけど、実際は大したこと言ってないし、どっちつかずの発言とかでウザくて面白かった。

ヒクソン役の久留米さんは、初めの我関せずって感じからの途中からの仕切り具合が面白かった。

ヒロセ役の有村さんは、オドオド感や発言を無視される感とか良かったな。

ハコザキ役の不二さんは、よくいるおばちゃんで、話しを折って違った方向へ話しをズラしたり
妙に頑固でしつこかったりで面白かった。

カワイ役の秋水さんは、ブリッ子役で可愛らしかった(笑)
憎らしい程のブリっ子感で実際にいたら男子にモテモテだろうな。
女子には、めちゃくちゃ嫌われるだろうけど(笑)

初めはマナベにアピールみたいなことしてるのに、途中からマナベの薄っぺらい感に気付いて
冷たくなったのも面白かったな(笑)
ああいう所は、女子って感じ(笑)



ただあまり話しに起伏がなく盛り上がり感が無かったので間延びしてしまった感は否めない。

あと色々と謎な脚本だったと思う。

終わり方が本当に唐突で、イカの大量発生で緊急事態になり避難しなくちゃいけなくなり
部屋が崩れそうになった瞬間、今まで掃除のおばさんだったハコザキが立ち上がり、
「大丈夫!私は掃除のおばさんじゃないの!」みたいなことを言って終わった。

正直、はっきりしない終わり方でモヤモヤした。

そもそも、あの地球外生命体?の設定は必要だったのか?
公演タイトルに引っ掛ける為だけ??
(自分には意味が見いだせなかった。あれなら普通に一般会社の本部から無理難題を言われて
しかたなく会議しているって設定でも十分だったと思う。)

マナベ役は一体どこの人なの?(コンサル?外部からの派遣??)

ハコザキ役は一体何なの?(何かヒーローみたいな超人とかなのかな?それともイカ対策のエキスパートみたいな??)
ハコザキに関しては、まったく伏線がなかったので最後に唐突だから本当に??となった。
(伏線があったのかもしれないけど自分は分からなかった。)

ヤマザキ役も必要性がよく分からなかったし、解決してない内に終わってしまった。

という様に、全てが解決してないまま中途半端に終わってしまった感じを受けてしまい残念。

ただ会議自体はクスクス笑えて面白かった。

変な設定を盛り込まずストレートに会議物をやった方が良かった気がする。


柏ってだけで、勝手に親近感があるので、今後も応援したい(笑)

社会人劇団って今まで余り多く観たわけじゃないけど、今まで面白かったことがなくて
一番笑った劇団だったな。
(社会人劇団って謳ってる劇団という意味。謳ってない所もあるだろうから。)