笑演劇好きの主に観劇感想日記(たまにレイソル、ニューカッスル等)

備忘録をかねた笑演劇好きの主に個人的な趣味の演劇観劇日記 あとたまにサッカー等(レイソル、ニューカッスル) *誹謗中傷は無い様に気をつけますが、学が無い為、不適切な内容やマズイ内容ありましたらご指摘下さい。 *ネタバレあります。

DULL-COLORED POP vol.16『くろねこちゃんとベージュねこちゃん』(再演)

2015年8月27日(木)

DULL-COLORED POP vol.16『くろねこちゃんとベージュねこちゃん』(再演)@王子スタジオ

出演

東谷英人、大原研二、塚越健一、中村梨那、堀奈津美、百花亜希、渡邊りょう(悪い芝居)、深沢未来

あらすじ

父が死に、母は見えない猫を飼い始めた。母・よし子、61歳。プロのお母さんとして生きてきた彼女の人生にきらめく、ステキにまばゆい思い出たち! しかしその裏側には悲しい過去が隠されていて、そいつを猫たちがじゃんじゃん暴いてく──。だって僕たち、猫だもの!(HPより)


先日の15mmで面白かったダルカラさん。
本公演は初めてだったが、かなりの期待を持っての観劇。

結論として、めっちゃ面白かったけど、めっちゃ切なかったな〜。

久々に演劇観て泣きそうになってしまった。
唇めっちゃ噛んで我慢したけど(笑)
本当に観て良かったと素直に思わされた。


まずは、専業主婦役の大原さんが、凄く切ない。子供やお父さんのことを思っての毎日の家事や
行動、言動なのにそれが伝わらず、徐々にモンスター化していくのは切なかったな。

お父さん役の塚越さん、先日の15mmではオカマ?お母さん?だったのに今回はお父さんで
しかもめっちゃ渋くてそのギャップに笑ってしまったし。
渋い演技で泣かされた(笑)。前回、今回と観て塚越さんが好きになった。


個人的には、うちの母さんも専業主婦で、勿論あそこまででは無いんだけど、所々似ている箇所も
あったから余計切なくなってしまった。
あと姉弟と劇中とは逆なんだけど、境遇がちょっと似ててそれまた切なかった。
劇中では、兄(東谷さん)が良い大学行って中退して、自分のやりたい道を進むってのも
やりたい道は違うけど、うちの姉ちゃんと被るし。
劇中の妹(深沢さん)は、そんな兄と比べられて頑張るんだけど上手く行かなかったり、悩んだりする
のも、自分も分かる部分もあり、共感して感情移入してしまったな。
(まぁ自分はあそこまでの猛勉強とかはまったくしなかったが笑)

ベージュねこと黒ねこ2匹もとても良かった。
ベージュねこ(中村さん)は、前回のゆめあ同様にとても印象に残る演技だった。
黒ねこ(百花さん)は、客席を上手く使ってたし、お母さんの台詞を言うシーン等、感情表現が
とても上手かった。あと台詞は無いんだけど、ラストのシーンで涙を我慢している姿を見て
感情を揺さぶられた。あと可愛らしかった。
(劇中で小道具を投げ捨てるシーンがあって、それが誤って客席へいってしまい謝っていたのが
可笑しかったな)

ラストもあそこからもう一展開あったのは、とても良かったと思う。
あそこで終わったら、普通の良い話しっぽく終わっていて物足りなかったと思ってしまったと
思うが、あの展開で人間の嘘について、考えさせられた。
正直、あの嘘で良かったのか?別の展開の方が良かったのか?自分だったらどうした??と
スゴイ考えさえられてしまった。

普段、自分は物販とかにあまり興味がないので、買っても過去公演のDVDとか位なのだが
久々にパンフレットまで買ってしまった。

それ程、自分には良かったし、感情を揺さぶられてしまった。

次回公演も是非観に行きたい!(次回で休団みたいなのがとても残念。。)

整理出来ず上手く纏められないんだけど、とにかく良かった!!