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笑演劇好きの主に観劇感想日記(たまにレイソル、ニューカッスル等)

備忘録をかねた笑演劇好きの主に個人的な趣味の演劇観劇日記 あとたまにサッカー等(レイソル、ニューカッスル) *誹謗中傷は無い様に気をつけますが、学が無い為、不適切な内容やマズイ内容ありましたらご指摘下さい。 *ネタバレあります。

HYP39Div.「至極滑稽亡者戯」

〇2016年10月27日(土)、28日(日)

 

HYP39Div.「至極滑稽亡者戯」@かもめ座

 

【出演】

加順遥、金田侑生、三森あかね、表情豊 以上、HYP39Div.

市川賢太郎、大山大、小川富行、木村みちる(遠吠え)
小関えりか、高橋紗綾、玉垣光彦(劇団東京ヴォードヴィルショー)
畑中実(ミラクルパッションズ)三國谷花(PATCH-WORKS)

 

【あらすじ】

「こっちはさあ、死んでんだよ!?
 死んじゃってんだよもう!
 なんだよそのドライな対応。
 ちょっとくらいウェットであってくれないとねえ、
 あたしゃ困りますよ!!」

 ――――劇作家、岡田シャーミン。
 志半ばにして、死す!!
 
 貧乏暇なし、人望なし。ないないづくしの「この世」を捨てて、
 三十路で子持ちの劇作家、岡田シャーミンが辿り着いたのは所謂「あの世」。
 三途の川に柳の木、六道の辻に閻魔のお裁き。
 「あの世」の旅もそれなりに、気がかりなのは「この世」のこと…

 古典落語「地獄八景亡者戯」をベースに、
 あの世とこの世の狭間で苦悩する、ある劇作家の物語。(以上HPより)

 

今回で拝見するのが3作品目の劇団さんで、主宰の表情豊さんの考え方とかが

何か共感出来て応援したいなぁ~と思っている好きな劇団さん。

(ちなみにしばいのまちというサイトでコラムを書かれてます。)

 

落語をベースに貧乏暇なし、人望無しの三十路で子持ちの劇作家、岡田シャーミンが

死に、閻魔の裁きを受けるまでに現世とあの世の間で苦労していくって話し。

(この作品のおかげで、古典落語「地獄八景亡者戯」を初めて聞いたがめっちゃ面白かった!)

 

この岡田シャーミンって劇作家のモデルは、主宰の表情豊さんのことで、

いわば自分のことをベースに書かれた作品だった。

 

自分には凄く面白かった!!

語彙力が無いので、上手く説明出来ないのがもどかしいが

場面転換が早く、テンポ良く進んでいくし、笑えてエンターテイメント性があるのに

最後は、作家の苦悩に心に刺さる感じで色々な感情が沸き好きな作品であった。

特に何か表現する仕事の人にとっては、凄く共感出来るんだろうとは思う。

表現とかする仕事でない自分にとっても、自分の仕事、生活とかにも置き換えて

色々と考えてツラくなったりしたなぁ~

 

 

今回特に印象に残ったのは、まず金田さん。

金田さん、正直今までの公演ではそこまで印象に残らなかったんだけど

今回の役は個人的にはハマり役でもの凄く良かったな~

気味悪くて、動きや仕草もキレキレだったし表情も凄く印象に残り、金田さんの印象が変わったな。

 

あと大山さん、小川さん、三森さん、小関さんが演じていた劇団員役達も好きだったな。

 

他の場面と比べても派手じゃないし、どちらかというと地味な

場面が多いのだけど、4人の掛け合いが良かったし

物語を進めていく上で、主宰の葛藤を描く上では無くてはならないシーンだったと個人的には思う。

 

個人的に好きでよく拝見する小関さん。

シベ少とか前々作の「仮定教師」とか劇団かもめんたるとか今までは、

コメディ色が強くどちらかというと飛び道具的な役割が多かった認識なんだけど

今回は、白目やキャラ(ビッ〇、ゾンビ、店員等)も良かったけど、シリアスな普通の芝居部分が

とても印象に残ったな。

 

大山さんと小川さんの横文字に食いつく下りとか三森さんの泣き顔ネタとかも面白かったし、

冒頭、中盤、終盤と主宰に対するシリアスな会話劇での掛け合いが本当に良かったし、

何というかこのシリアスな場面があったから物語が引き締まったというか

何といえば良いのか分からんが、とにかく好きだったな~

 

あと畑中さんも印象に凄く残ってる。

初めの旦那の迫力、船頭、少〇隊?とか表情、動きのキレが凄く印象に残ってるな。

 

これ以上ダラダラ書いてもしょうがないので、最後はやはり主役の木村さん。

木村さん自身も 劇団の主宰をやられているので、かなり気持ち的に難しい役だったと思うし、実際ご苦労されてるって情報も流れていた。

多分、本番始ってからも悩みや葛藤がありながらの芝居だったのかなって感じも受けたけど

全身全霊で岡田シャーミンとして演じられている気迫が伝わってきて

実際はカッコ悪い姿なんだけど、なんかカッコよく見えて来る程に伝わってきて

終盤は、グッと来てしまった。

 

そんなこんなで、相変わらず纏まらないのだが本当に良かったし

この物語は素直に気持ちを表せない表情さんなりの愛情表現なのかなって感じもした。

 

ジャンルを分ければ本質はメタフィクション劇に入るんだろうし、

今回の至極滑稽亡者戯で、表情さんとしては自分の内にある気持ち、葛藤とかを

全部さらけ出して一区切りつけたかったんだろうなとか思ってしまった。

 

そうなると次回作がどんな物を見せてくれるのかってのが本当に楽しみ過ぎる!!!

 

とりあえず今後も陰ながら応援させて頂きたい劇団さんである!!!!!